活動報告(ささもとゆうじ)

議会運営委員会行政視察で千葉県館山市を訪れました

平成30年4月26日(木)午前10時

房総半島南端に位置する、平均気温が16度という温暖なまちである館山市を訪れました。

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今回は

「議会改革と自由討議について」をテーマに視察しました。 

千葉県内37自治体ある内で5番目に市政がひかれた館山市は房総半島の最南端に位置し、人口約47,000人の観光に力を入れているまちである。

過去は東京までかなり時間を要していたが、平成9年にアクアラインが開通してから1時間半でアクセスが出来るようになり、交流人口が増えつつある。

 

説明には4年目を迎える榎本議長、議会運営委員会委員長の龍崎議員、議会改革特別委員会委員長の瀬能議員が担当して下さった。

地方自治が平成12年に地方分権一括法が施行したのをきっかけに本格スタートしたところであったが。館山市議会の古い体質が議会の本来あるべき姿を妨げ、志高き議員が手を結び、改革への道を進み始めた。

今もなお道半ばといことであるが、若手議員を中心に改革の手を緩めず、これからの館山市議会の立て直しに邁進しておられる。

議会基本条例、議員政治倫理条例、地産地消推進条例(上程予定)などを理念の拠り所とする条例も制定する中で今後議員の入れ替わりがある中においても、しっかりとその考え方を受け継いでいこうとされている。

その他、議会報告会を9月議会の後で開催されたり、常任委員会の視察内容を市職員に向けて行ったり、市民や市内事業者との意見交換会、正副議長による議会の記者会見など勢力的に取り組まれている。

 

自由討議については、議長や議運、議会改革特別委員会からのテーマが出され、自由闊達な意見交換が求められるが、自由討議会では結論は出さずに議運や全員協議会で集約決定がされる。ここでは各テーマに沿って議員が調査研究することから非常に良い研鑽につながっていると思われる。

現在、行財政改革については策定方針に基づき、各議員も勉強し、執行部に提案をする予定している。

 

本市もこれまで議会基本条例や倫理条例こそ策定していないが、議会の活性化を図るべく、様々な取り組みを行っている。

しかしながら、議員の職責や議会の在り方の意識の違いが議員間で見受けられるのは否めない。そもそも議会・議員はどうあるべきかを再確認するのには、館山市議会で行われるような取り組みも必要なことではないかと改めて感じたところである。

議員力の底上げには意識と行動の改革が不可欠で、それは市政の活性化、ひいては市民サービスの向上につながり、市政の発展に寄与するものと確信する。