令和6年12月16日(月)
議案質疑があり、所管の条例3件が審議されました。
市長の退職手当の3割カット、市職員の人事院勧告に伴う期末手当の改正の条例、スポーツパークまつばらに係る指定管理者の指定の条例についての提案がされ、全員異議なく委員会では可決されました。
また本会議最終日に採決されます。
委員会協議会にうつり、今回は「住居手当と給料体系の見直しについて」質問提案しました。
きっかけは和泉市議会議員の坂本先生から情報をいただき、いつも先端を行かれる和泉市の取組を参考にしました。
「住居手当の見直し」については、近年市内に住む職員の割合が徐々に減ってきており、10年前はまだ半分以上が市内でしたが、直近では逆転していたことから危機感を覚え提案しました。
どこに住んでも憲法上問題の無いことですが、公務員としてその町に住んでいるからこそ、見えるもの、感じることがあります。
家と職場の往復以外だけでは知らない地域がそのまま残り、近所で会う人もいつしか仕事の相手方として接することもあります。
顔見知りであることが仕事を潤滑にすることは誰もが理解できることでしょう。
また、災害時には緊急に参集しなければならない場合もあります。
その際に遠くからでは駆け付けられるのも時間がかかります。
職場の近くに住んでいて「良い面・悪い面」がそれぞれあると思いますが、出来るだけ市内に住んでもらえるように和泉市では市内の賃貸住宅に住む職員の手当てを倍額にし、但し5年間の時限付きですが、その結果、市内居住者が増えたそうです。
本市では新社会人に対して期間限定で家賃補助をしているので、それを使って新採の職員5名が市内に住んでいるそうですが、制度に載れない職員もいると思います。
手当を上げても交通費が削減できれば、あとは松原市に住民税を払ってくれますから、災害時の事も考えると市としてはプラスに働くと思います。
事情がある場合は仕方がないけれど、住んだ町に愛着が芽生えますから、極力地元に住んで、退職後も地域に入って様々な課題に取り組み、更に住み良い町にして欲しいと願うばかりです。
続いて、「給料体系の見直し」については、「かぶり」と言って上司と部下の基本給の額が逆転することが起きているということから、その是正が必要ではないかと言う観点で質問しました。
給料体系は昇給するたびに級が上がり、年数を重ねていくと号給が上がります。
〇級〇号給の月額を給料の基本給として示されます。
昇級しないでずっと働いていても生活給として保障されるので徐々に上がるものの、若くしてやる気をもって昇任する職員との逆転現象が起きています。
職務給としての位置づけが、頑張っている職員には必要であって、その為にも係長級昇任試験を受けるきっかけになればとの思いもあります。
しかしながら、係長級昇任試験を受けたがらない理由があるらしいく、それを改善してからでないと単なる職員いじめにしかなりません。
対象者全員に調査して原因を究明し、昇任して頑張る意欲がわくような職場に是非して貰いたく、その結果、しっかりとした組織作りに繋げて貰いたいと思います。