令和2年第2回松原市障害者施策推進協議会

本日午後2時より市役所にて標記の協議会が開催されました。

毎年、議会では役選が行われるので、メンバーが変わります。

前回は確か2年前になったかと。毎年議員が変わると弊害もありますが、事前に戴いた資料を基に勉強して本日に臨みました。

各種団体の代表さんも来られ、全員で17名。その内議員は6名。

障害者の皆さんが過ごしやすい街にすることは、健常者も当然住みやすい街であります。

その逆は言えません。

松原市が思いやりのある街なのかどうなのか・・・ どうなんでしょう? バリアフリー化も進んできているし、手話言語条例も先の議会で可決されましたので少しずつの前進は見られます!

まずは、今期計画の実績見込みから説明をいただき、放課後等デイサービスの実績値と計画値の乖離について質問しました。

平成24年から始まったこの事業については、充実した国の補助金で運営することが可能であるため、一時期事業所が一気に増え、発達障害の子ども達の診断も進む中、保護者からもニーズが高い事業でありますが、計画値の見込みが適切だったのかを尋ねました。

現在中学生や高校生になる子ども達が見込んでいたよりも大幅に継続して通うこととなり、実績値が大幅に超えたとのこと。これからの伸びは緩やかになるであろうがそのあたりが原因という説明でした。

もう一つは保育所等訪問支援について、計画値ほど実績が上がっていないという点で疑問が生じ、質問しました。松原市が参加する羽曳野市悲田院にある児童発達支援センターに視察に行った時に聞いた話では、人がいてなくてなかなか行けないとのことであったが、市からの今回の説明では就学前と小学校との連携が取れているとの説明がされた。実際のところはどうなのか。

①サービスを利用したいと思っても、その保育所等施設とセンターとの日程の調整が難しい

②以前よりも児童発達支援事業をする事業所が増えてきたので、施設と事業所との併用でいけている

③保育所等施設のスキルや技術が積みあがってきて、加配もある

という以上の理由から利用が少ないのではないかとの回答でした。

しかしながら、対象の児童生徒が年々増えている中でまだまだ専門的スキルを持っている指導者は少ないと思います。

なので、本市にもセンター機能を持った施設を置くべきだと控えめに要望して、議事録には残しました。以前から主張しているので念のためここでもジャブを打っておきました。

 

また、次期計画におけるアンケート調査において、事業所と当時者団体へアンケート結果がないのでその点について質問しました。

事業所等についてはヒアリングも併せて時期をずらして実施されている。会議が始まる前に概要を記載した一枚の紙が配られたが、自由記述の項目も多いのではないかと思い、これはパブリックコメントの際に使用する素案にそれも取り入れるとのことであるが、中身については別途説明が必要だと思い、次回の会議の時に説明してもらうようお願いしました。

何か詳しく説明しすぎると不都合な事でもあるのか・・・

様々な要望が出て、それを説明すると、もし取り入れない場合、何故なのかを問われるのが嫌なのかと深読みしてしまう。

また、念押しして説明をお願いしておくつもりです。

そしてアンケートの中身で気になった点についてもう一つは、40歳以上の方が対象の問の中で介護保険サービスを申請したことがあるかないか。

これについては申請したことが無いの答えが全体で6割強だった。

介護保険サービスのことを知らないのか、知っているが受けなくても生活できるのかという点についてある程度理由を知っておかないといけないのではないかと疑問が生じました。

この問いの主旨は、65歳までの人で1号被保険者に移行する段階でどれくらいの人数がサービスを利用されるのかを調べるものだとの説明でした。40歳から64歳までの人は特定疾病があれば、介護保険サービスが受けられます。ここの質問には65歳以上の人も含まれているので、正確な数値が読み取れないので、次回には分けて質問を作ると説明がありました。

会長の黒岡先生からは65歳になった時に介護認定審査に上がってくるのはごく僅かとの補足説明があり、ということは申請したことがある3割弱の方はほぼほぼ65歳以上なのか?

質問の精度が良くなかったようである。次回に期待したいと思います。

今は障害福祉サービスを受けていても、65歳になれば介護保険サービスに移行しますが、受けられないサービスがある場合は障害福祉サービスを追加される仕組みとなっています。

かなり複雑なサービス提供体制で担当者も利用者も混乱をきたしている気がしてなりません。

次回は12月上旬に開かれるようです。

総務建設委員会協議会一般質問

23日(水)午前10時 総務建設委員会が開会され、先ず議案質疑が行われました。

補正予算と条例案に対して質疑が行われました。

その後、委員会協議会へと移り、一般質問を行いました。

質問通告は「ふれあい収集の拡大と今後のごみ収集について」

実は最近、支援者の方からゴミ出しについての相談を受けました。

松原市では市民サービスの向上並びに不法投棄防止の為、以前からステーション収集から戸別収集に移行していますが、狭隘な道が多く、ステーション収集でないと無理なところが多く残っています。

数にしますと、2,234か所あり、その内マンション等集合住宅は804か所。その差が、どうしても個別収集が出来ない狭隘な所と言えます。マンションでもエレベーターの無い最上階に住んでいる家庭は大変かと思いますが・・・

それはともかくとして、相談の内容は高齢化に伴い、ゴミ出しが困難になってきたこと。

若い人がいる世帯であればゴミ出しもさほど苦には感じられないが、高齢者のみの世帯であれば遠い場所にステーションがあればほぼ毎日のこと故に大変なことと想像がつきます。

こういった事を背景に、平成31年3月時点での環境省調査では、ゴミ出し支援を実施する自治体が全国のうち387市町村(23.5%)うちで展開されているが、まだまだ十分とは言えない中で本市では以前から介護認定を受けていたり障がい者手帳所持者、ゴミ出し困難家庭に対し、「ふれあい収集」を実施している。対象世帯数は現時点で118件。

増えたり減ったりでほぼ横ばいだということだが、2025年の団塊世代が全て後期高齢者になる時期には間違いなく増えているように思います。

その相談者の方にふれあい収集を促したのですが、自分ところだけ抜けるのは皆さんに迷惑をかける。何故かと言うと、ステーションの掃除当番から抜けることになるので自分のところだけ個別に収集に来てもらうのは嫌だとのこと。

つまりはパッカー車ではなく、軽ダンプで入ってこられるところまで来てもらい、一体の世帯をを個別収集にしてもらえないか?直ぐにとは言わないとのこと。

確かにこれが現実なんでしょう。

これから超高齢化社会になる中で、松原市は府内でも2番目の高齢化率。

道が狭い地区が多い上に、そういう所ほど文化住宅など長屋建が多いため高齢化が進んでいる。

ゴミ出しの途中で怪我でもしたら大変との思いがよぎりますが、収集体制や収集車の数が十分でなく、収取方法も非効率という問題が重くのしかかる。

以前からゴミ収集の現場職員の平均年齢も高齢化してきて、採用計画をきちんと示すべきとの指摘をされてきた経過があるが、市内で現に3か所ある軽ダンプでの戸別収集を増やしていくことが求められるであろう状況を踏まえると技術継承もあることから若手職員の採用をしておかなくてはと促した。

現在国においてもゴミ出し支援が全国的な問題とあると認識していることから人件費や収集車など必要経費ついては50%を特別交付税措置を決めている。

それを利用して昨年度末には収入が見られた。

市はこれまで様々な行財政改革を進めてこられ、財源を捻出されてこられました。

是非ともこの機会にごみ収集については公が担うべき役割を、ふれあい収集から拡大して「おもいやり収集」として発揮してもらいたい。しかしながら、民間に委託している地域が8割あるということで、簡単には進まないとの説明があった。それでは民間にも協力いただくことも一つの方法ではないかと思います。

いずれにせよ、凄まじく高齢化が進む中でゴミ出しが出来ていない家庭の見守りサービスを兼ねて戸別収集により一層の転換を図っていくことは、今とても求められている市民サービスではないかと訴えました。