令和5年第3回定例会個人質問

本日20日は一般質問二日目、トップバッターで個人質問を行いました。

◆質問通告内容について
①働き方改革について ①本市教職員の働き方改革について
②熱中症対策について ①本市公共施設(市民体育館)の空調設置について
③クリエート月ヶ瀬について ①クリエート月ヶ瀬が担ってきた役割と今後の利活用について


①働き方改革について ①本市教職員の働き方改革について
 去る8月28日、現教職員の働き方は危機的な状況にあるとして、中央教育審議会の質の高い教師の確保特別部会から緊急的に取り組むべき施策を盛り込んだ提言を文部科学大臣に出されました。
教員を取り巻く環境は国の未来を左右しかねない危機的な状況にあるとして、国や自治体、学校に加え、保護者や地域住民、企業など社会全体で一丸となって課題に対応する必要があるとしています。
 しかしながら、社会全体で一丸となるにもそれぞれに様々な課題がある中で、どういう風に松原市として教員の労働環境を良くしていくかをこの度の緊急提言に基づいて現場の声を聴きながら、また地域、保護者の声も聞きながら進めていかなくてはなりません。
先生が生き生きと働くことが出来、その姿から様々な刺激や影響を受けて育つ子ども達の未来のために、本市教育委員会として教職員の働き方改革について聞かせて頂いた。
この提言を踏まえ教師が教師としての業務に専念し、子どもたちに真正面から向き合うことができる環境を整え、単なる時短ではなく、児童生徒への指導の充実につなげていくことが必要だと考えているとの教育長答弁がありました。
まさしくそうだと思います。
時間外労働時間の短縮の向こう側にあるもの。子どもの笑顔なんだと思います。
疲労困憊の先生の顔を見ていても、子どもは明るく育ちません。元気に教壇に立つ先生の姿に、子ども達は刺激や影響を貰うわけです。
メンタルがやられ休んだり退職する先生の数が全国的に9年前よりも1.5倍になったとの調査があるが、松原市として極めて少ない数ですが、予備軍がいるはず。そこにしっかり目配りを出来る体制を取って頂くようにお願いしました。先生が休んでいては児童生徒は心配でしかありません。
松原市ではこれまで、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー、学習支援員、生活介助員など専門人材を適正に配置してこられた。その結果、確かに先生方の時間外勤務が縮小されています。しかしながら、新しいことに挑戦していくこの働き方改革の折に、時間外労働を減らすことだけに目を向けていてはいけないと思う。増えても良いんだと思います。やがて、それは効率化され、改善へと繋がっていくと私は信じ、時間外勤務時間の短縮された数値だけを追い求めるのではなく、元気な先生がどれだけ増えたか、なんて指標を考えておくべきだと訴えました。
進めるにあたっては保護者や地域に丁寧に説明をして、子どものための働き方改革を実現させてほしいと思います!


②熱中症対策について ①本市公共施設(市民体育館)の空調設置について
これだけ暑い日が続くのは正直体験したことがあっただろうか…
殺人的暑さと言っても過言ではない。しかし、涼しい所でじっともしていられない。
先月、議会での視察があり、大阪狭山市立総合体育館を訪れました。アリーナ、サブアリーナ、武道室にはクボタ製の農業用ビニルハウスで使用するスポットエアコンが設置されていました。市長の公約で熱中症対策を進めていくという方針で、近年の猛暑から熱中症患者を出さないために昨年取り付けられました。10台で約3千万円。キュービクルの増設工事は必要なく、電気代も低額で抑えられているとのこと。
おまけに避難所指定していることから緊急防災減災事業債の起債を発行して普通交付税の参入もある。この起債は令和7年度までしか今のところ活用できない。本市市民体育館は指定避難所になっていないから、この起債は使えないが、それに関わらず、これだけ運動中止が求められる熱中症アラートが出されていれば、倒れる人が出る前に何とかしなければならないと思う。
市民体育館のアリーナを利用されている人からの要望があがり、今回の質問に加えました。
研究を進めるという市長の答弁があったが、本当に前に進めてもらい案件である。


③クリエート月ヶ瀬について ①クリエート月ヶ瀬が担ってきた役割と今後の利活用について
昭和62年に開設された、現奈良市月瀬地区にある「少年自然の家クリエート月ヶ瀬」であるが、老朽化に相まって新柄コロナウィルスの感染拡大で閉館をし、そもそもの需要自体も薄れてきた昨今、令和4年度から休止となっている。
市はサウンディング調査をしたものの辺鄙なところにあって、周りには観光資源もなく、おまけに施設な古いとあっては、関心を示す事業者も期待できない。しかしながら、現施設を使って修繕を施し、事業を展開したいと手を挙げて下さっている事業者もある。
しかし、市が次の展開に中々動寝嗅いでいるがために、更に老朽化が進めば全ての事業者は離れていってしまいかねない。
行き着くところは、松原市が数億かけて解体し、所有土地を売却できずに塩漬けになって負の遺産となることが見えている。
だから、スピード感をもって事業者に移管する手続きに入るように依頼した。
議場では時間も無かったので触れなかったが、ミイラ化した遺体が解体できずに困っている公共施設の屋上から見つかったとの報道もあった。クリエート月ヶ瀬が万が一犯罪の温床に繋がれば、市にとって大きなイメージダウンである。
急かすようであるが、これは急かさないといけない案件。
もたもたしていたら悪い結果しか残らず、処分に関して議会の承認を得られないだろう。
そこを懸念して今回は質問を行いました。

令和5年第3回定例会開会

令和5年9月11日(月)午前10時

8月の臨時会で初めての議会運営委員長を仰せつかり、議会日程についての報告をしました。
議案10件(予算関係4件・条例関係5件・その他1件)、決算認定14件の提出がありました。
議員15名の一般質問が19日から25日まで(22日休会)、26日福祉文教委員会、27日総務建設委員会、29日から3日まで決算特別委員会が行われます。