平成30年4月25日、千葉県木更津市を訪れました。
人口約13万4千人の南房総・東京湾岸に面した暖かなまち。
今回の行政視察は議会のICT化を進めているところを勉強させていただきました。
「議会のICT化について」
利便性の向上、経費等の削減、労務削減、情報伝達の迅速化を目的としてタブレット端末を導入した木更津市。
本市もこういった課題に直面をしていることから、導入に至った経緯や効果などを調査するために木更津市を訪問しました。
紙ベースでのやり取りにおいて、使用する紙代、伝達する際の通信費、それに係る市職員の労務、大量の資料を保管するスペースの確保など、これまでのやり方が、ICT化が進むことによって劇的に変化をもたらしています。
その変化の波に乗り遅れないようにすることが働き方改革の一端になるのではないでしょうか。
木更津市が導入しているシステムでは執行部(市役所)が導入を先に行い、会議システムという仕組みをもって初めて議会側の導入の意義が生じることを確認しました。
本市においては議会だけではなく、市役所側の導入ともなると理解と予算取りのハードルを越えなければなりません。
ただ、担当者の説明を聴き、様々な観点から考えると利点の方が多いように思いますので、導入に向けて動く意義は大きいと感じます。
端末の使用方法を習熟する必要がありますが、使いこなせるととても便利なツールになるのは間違いなさそうです。
木更津市議会は平成29年12月議会から導入されたことで、費用対効果がはっきりと出ている段階ではないとのことですが、恐らく人件費など時間外労働に大きな影響が出ると思われます。
活用方法については様々な可能性を秘めていることで、費用対効果が十分に生み出されるように継続して使用方法の検討とその時々に適した端末の更新作業が求められるとのことです。