行って来ました!きのくに子どもの村学園🏫

令和6年5月23日(木)

待望の視察が2年越しにようやく実現できました!
松原市出身で現在滋賀県愛荘町の地域おこし協力隊である綿谷君のSNSでのお誘いに、昨年視察が出来なかったこともあり、迷わず「行きたい!」と手を上げ、我が会派の皆さんで伺うことになりました😄
https://www.dreaming-school.com/
映画『夢みる小学校』でご存知の方も多いかと思いますが、「宿題がない・テストがない・先生がいない」日本一自由で日本一楽しい私立学校😆
授業の中心は「プロジェクト」
テーマと内容によって編成される縦割り学級
大小様々なミーティングを数多く持ち、テーマに沿ってとことん話し合うことを学び、小学1年生から高校生3年生までの異年齢の子ども達が同じ敷地で学ぶ「きのくに子どもの村学園」
この教育を取り入れた小中学校が、福井県勝山市、山梨県南アルプス市、福岡県北九州市、長崎県長崎市に存在します。
中でも、きのくに子どもの村学園は発祥の学校で有り、今回はイギリスへの修学旅行に子ども達を連れて行かれた学園長の堀先生と残念ながら😢お会いできませんでしたが、私の視察の第一の目的✨️である「子ども達の表情」をしっかり見ることが出来ました!
どんな目👀をしているのか、どんな表情😊をしているのか…
他の学校にいる子ども達とどう違うのか…
『夢みる小学校』を観てからずっとそこが気になっていました。この映画を紹介してくれた方にも感謝です🙏
僅かな時間ですべてを腹に落とし込むことは出来ませんでしたが、確かに目の前にある光景は、正真正銘の『こどもファースト』
先生方も、「〜さん」とかあだ名で呼ばれ、同じ目線で接しておられる。
あれはダメ。これもダメ。なんて声は聞こえない。
校舎の中でノコギリを使っている😳
あり得ない!
あくまでも自主性が尊重されている学校。
みんなが知っている学校のこうあるべきという概念が良い意味で崩れ、自分が思い思いに主体的にプロジェクトに取り組んでいる姿がとても印象的でした😑
綿谷君は2年前までここで4年間仕事をしていたそうです。
たまたま私の友人と知り合いだったところ、私がその友人に「この学校に視察に行きたいんだ」との話をしたら、では!と、以前働いていた綿谷君を紹介してくれたわけです。
なんて、御縁なんだろう❗😳
滋賀県からも4名の女性議員が来られており、また子どもを持つ若いお母様方も興味を持って見学に来られてました。

本当に今日は貴重な視察が出来ました!
松原市にもこんな学校が出来たらと本気で思います😆

公民連携によるスポーツ施設修繕・整備勉強会in岡山理科大学

令和6年5月9日(金)午後3時~5時
岡山理科大学にて

人口減少社会にあって、公共施設の維持管理で抱える問題や今後の在り方をどうしていくべきかをしっかりと考えていかなければならない。
公民連携事業が課題解決の一つの希望とされ、施設の維持管理に必要な資金をどう捻出するか、より良い環境をどう住民に提供し続けられるか。
特に公共施設の中でも優先順位が低いスポーツ施設においてスポーツ活動の場や担い手を持続可能にする仕組みづくりと豊かな暮らしと地域を作ることを目的とし、
そういった課題に対しての勉強会が開催された。

3人のゲストスピーカーによる話をお聴きしました。
①三宅香織氏(NPO法人自治経営 理事/認定ファシリティマネジャー)
元倉敷市役所職員
10年間公共施設ファシリティマネジメント(FM)として行財政改革の担当として携わってこられた。

人口減少傾向が急激に強まる中、今後のマネジメントをどうするのか。減らさないでいては管理する人間の不足に拍車がかかる。
一方、住民税が減少する上で施設の維持管理にお金がかかるが、老朽化対策にかかる経費と裏腹にお金がもっと不足していく。

公共施設の利用者はそれぞれの施設によって利用者が偏っており、全住民が利用するような施設はあまりない。
行政に任せっきりにせず利用者もしっかりと考えていくべき。
総量抑制も視野に入れないとお金がいくらあっても足りない。

②川口義洋氏(一級建築士/認定ファシリティマネジャー)
津山市総務部財産活用課長

現在の建築の老朽化に心を痛めている。
公共施設を修繕するにあたってお金がほんとに無い。
ターゲットが定まっていない。みんなが利用できるという行政ならではの考え。
広く薄く・・・の投資では立ち行かない。
FMは資産管理。公共施設をいかに生きた資産にしないといけない。

公民連携を進めていく上で、行政はビジョンをもって市場を開いて民間に市場参画して貰う。規制緩和していくべき。
先ずはパブリックなマインド(儲け主義ではない)を持ってもらわなくてはいけない。町を良くしたいということ。
収益が目的とする民間は避ける。

③坂口 淳氏(株式会社AS代表取締役)
2022年開業の熊本県嘉島町と熊本県サッカー協会との公民連携事業で都市公園にサッカーフィールドと保育園、カフェ等の複合施設「COSMOS」の整備を主導され、整備に至るまでの経過や手法について説明された。

熊本県でのサッカー競技においての慢性的な会場不足の解消が目的。
町が土地の取得と造成。上物は民間で建設し、収益部分を保有し、スポーツ施設部分は町に譲渡。
初期費用は何とかなるがランニング費用をどう作っていくかは施設をきちんと運営していければ何とかなるもの。
銀行からの融資を受けられるのは自治体との連携で進めているので信用性が担保される。

スポーツ施設開発・事業開発・人材養成を軸に公民連携事業プロジェクトの行政側・民間側双方の支援、事業プロデュースを進めておられ、実績もある中では説得力も感じられる。

④トークセッション
・坂口氏
行政は困っている。解決方法の一つに公民連携が挙げられるが、行政主導ではうまくいかない。
いかに良い民間事業者をパートナーとして見つけられるか。
民間事業者は大きな借金を負う気概があるかどうかにかかっている。

・三宅氏
ビッグプロジェクトを進める上で、民間事業者が公共マインドを持っているかが肝心。
住民の為になるから頑張る民間事業者と組むべき。行政とどうパッションを合わせるか。
行政が持っている施設を活用することを積極的に考えて欲しい。
稼げる施設にして行政にとって残していく施設にもして行ける。

・川口氏
行政の持つ与信力を民間事業者は使ってほしい。
行政も出来るだけ規制を緩め、民間はそこに入っていける事業を作っていくと組み合わせが出来る。
出来る行政マンを見つけることが大事。

⑤所感
公共施設は全国的に老朽化が進み、人口減少時代にあっては過剰な数になってきているので抑制することが必要だが簡単に減らせるものではない。
特に公共施設の中でも優先順位が低いスポーツ関連施設について、行政だけでは維持管理していくことが困難となっている。
行政は考え方を変え、市場を開放し、規制を緩和し、自由度を高めた上で公共マインドを持った信頼のできる民間の専門事業者のノウハウや実績を活用していくことが今後求められる。
松原市においても、施設をトータルで考え、思い切った方針を打ち出していくことが急務であると考える。