令和4年11月15日(火)午後2時 諫早市「こどもの城」にて


この施設は市のHPでは情報が少なく、豊かな自然環境の中でのびのびと子どもが遊べるところという情報のみで訪問しました。
ただ、他の自治体議会も良く視察に来られることもあり、何か要因があるのではと期待も半分ありました。
場所は諫早市の山手を上がっていった白木峰高原に建設され、平成21年3月20日オープン、総事業費16億9500万円を投じて建設されました。
愛称「どわーの」で親しまれ、「どきどき・わくわく・のびのび」の頭文字をとった名前ですが、公募で決まったそうです。
屋外施設には、自然体験活動エリア、アスレチック遊具、水遊び場、砂場、ブランコ、木製デッキ、滑り台が完備されています。
また、屋内には全天候型の遊びスペースやごっごスペースがあり、団体利用にも対応できます。また多様な学習、体験活動が可能な「多目的利用」や「ものづくりスペース」などもあり、子どもだけでなく大人の利用も多いと聞きました。
 

そもそも「こどもの城」ってどんなところかとの説明がありました。
年間で延べ約10万人の利用者、約200組の団体利用があり、運営は諫早市政策振興部と言うことでした。
最近は民間委託するところが多いですが、市直営であるからこそできる事があるとの思いで、前市長と現市長の考え方が受け継がれています。
来館者それぞれ目的が違います。

説明頂いた目標とは・・・

「恵まれた自然環境の中で子ども達の主体的な活動を促進し、子ども相互の交流を通して家族、その他子ども達を見守る人々の中で子ども達の生きる力を培う」
これは条例の理念と合わせており、何人来たからどうか・・・との部分で判断できるような施設ではないとのことです。

 

時間が無く、もっとお聴きしたいことがありましたが、駆け足での視察となりました。
しかしながらもっとも強く感じたことは「人」がこの施設、またこの施設に来られる方々を支えているということでした。
相談に来られた方が、今度はボランティアとしてこの施設で働かれる。
ひとことで言うと「心の拠り所」。

タテモノの中身がどうと言うことではなく、何を目的として施設を利用して貰うかが大事なんだと気づかされました。

松原市にも是非欲しい施設ですね・・・