3月19日(火)午前10時開会
議案質疑については委員会所管の議案が3件あり、介護保険制度に関する討論が行われました。

一般質問は福祉文教委員会に属する部署に対する質問が出来ますので、今回のテーマは「クリエート月ケ瀬について」質問しました。

そもそも「クリエート月ケ瀬」は昭和60年に松原市と奈良県の月ヶ瀬村月瀬地区との友好都市提携を基に、以前から少年自然の家を建設する場所を探していたことからこの地に建設をした、とこれまでの記録には残されています。
建設に至る当時の詳細までは分かりませんが、多くの利用客で緑豊な自然の中で楽しい思い出がいっぱい詰まったイベントを実施した団体個人が多くおられることは紛れもない事実であります。

その施設が残念ながら令和3年度をもって休館となり、今は朽ちていくことを待つのみの状態になっています。
令和2年度から施設の老朽化と新型コロナウィルスが相まって、この施設から賑わう声がピタッと止んでしまいました。
こんな状況が来ることを開設当時の関係者には想像も出来ていなかったことでしょう。

令和5年第3回定例会(9月議会)では、今後の施設の利活用について本会議で質問しましたが、サウンディング調査をし、市としての利用はせず、民間事業者に委ねる方針で検討が進められていますが、譲渡や賃貸について早急に進めていかないと関心のある事業者まで離れて行ってしまうとの懸念をお伝えしました。

また、閉め切った状態であれば痛みも早く、換気は必要であることも。
放っておけば利用者が見つからない上に、億単位の市の予算で解体せざるを得ず、土地の買い手も見つからなければ最悪の事態を招きます。

これまで施設の役割は十分果たせてきたとは思いますが、このまま放置すれば犯罪の温床になってします恐れもあると申し上げました。

令和6年度では不動産鑑定委託料を130万円計上しています。
土地の面積や建物の構造やこの付近の不動産の売買が基に算出されますが、近隣に動きがあるような場所ではありません。
かなり困難が予想されますが、市民はなにより地元にも喜ばれる事業者に跡を引き継いでもらえることが望まれます。

スピード感を持って対処しなければ、せっかくの市のイメージアップ戦略が水の泡になってしまいます。
他県の市立図書館の閉館後、犯罪の舞台となった公共施設が存在することを申し上げ、本市もそうなってはいけないと訴えました。

この地域の先祖からの土地を譲り受け、健全育成の為に貢献し、今度は更に良い状態で次世代へ繋いでいかなくてはなりません。

これは担当課だけの責任ではなく、市全体の役目として考えて貰いたいことも訴え、質問を終わりました。