6月27日(火)

今回は市長の3期目当選後の初めての定例会ということで、所信表明に対し、

代表質問がなされ、自民党に与えられた時間を幹事長から20分戴いて、

関連質問をさせていただきました。

・地域活力を創出する街の観点から「新図書館の建設」について

松原市の図書館は昭和45年(1970年)7月、子ども文庫「雨の日文庫」として産声をあげました。その3年後には地域文庫「松ぼっくり」が開設、翌年には市へ公民館図書室として移管。分室が数か所出来たのち、昭和55年(1980年)には中央館としての位置づけで松原図書館が開館しました。その後10年間の間に各地域に分館が合計7つ開設され、近くで便利な図書館の体制が整いました。しかしながら、30数年の経過の中で施設の老朽化が進み、中でも新町図書館と松原南図書館は耐震性の問題から閉鎖、今では学習室や地域のコミュニティの場へと利用が引き継がれています。

自習室が無い、バリアフリーが十分でないなどの課題から、平成25年の「図書館適正配置等検討委員会」の答申をもとに、現在、新図書館の建設構想が議論されています。

新図書館を充実した施設にすることが地域活力を創出するものと、今定例会で出された所信表明に示されていますが、今後の分館利用も一体的に考え、多くの市民に理解・納得してもらうことが重要であると訴えました。

 

・市民とともに抜本的な経営改革の観点から「不燃物粗大ごみの収集方法等」について

不燃物粗大ごみの収集方法が定期制から電話申込み制に今年1月から変更されました。収集料金を有料化している近隣市からの不法投棄防止、ごみが出たら直ぐに出せる利便性、大阪市・八尾市・松原市環境施設組合が発足したことで不燃物粗大ごみの一部を可燃ごみとして処理が可能になったことなどにより、ごみ処分費も大幅に軽減し、市民の皆さんの大事な税金を拡充すべき、あるいは新たな行政ニーズに対応することが可能となる理由からです。

今年5月までの電話申し込みは13,146件。約55,000世帯のうち10,194世帯が利用していますが、まだ一度も出されたことのない家庭も多く、継続した周知とより分かりやすい広報に努め、特に高齢者世帯が困らないような見守り対策が重要であると訴えました。対前年度予算では約5千万円の削減効果が見込まれますが、その分を市民広くにより充実した市民サービスで還元することを要望しました。