6月18日・19日と二日間にわたり個人質問が行われました。

本日2日目の一番目に演壇に立ち、質問をさせて頂きました。

 

今回は「公共交通について」並びに「交通安全対策について」

先ずは公共交通について質問しましたが、目的は公共施設循環バス「ぐるりん号」の在り方を考え直す時期に来ているのではとの観点から、市内の公共交通の充実度合いを聴き、市の役割も確認しました。第5次総合計画では「ぐるりん号」を更に充実させていく方向にあるとの説明がありましたが、最も今後気を付けないといけないのは、ドライバー不足からくる委託料の増加。「近鉄バス」がドライバー不足から委託料の増加を言ってきた際にそれに対応できない為撤退。探した結果、唯一の「MK観光バス」との契約に至った。それでもやはり高い委託料となり、乗降者数が平成29年度決算で10万人に及んだものの、午後の運行は空車のことも多く、果たして地方自治法第2条に謳われているような、最小の経費で最大の効果が得られているのかというと疑問が生じる。

市民の特に高齢者の足として需要な役割を「ぐるりん号」が果たしているのは承知しているが、このまま委託料が上がり続けることに良しとするのか、無料かつ高齢者が9割を占める状況の中で見直すべき時が来ていると感じる。

ウーバーを利用して住民がオンデマンドタクシーを走らせている、京都府京丹後市の今年2月の会派視察を基に、松原市の特性からどういう方法が望ましいのかを考え、市民サービスの向上、予算執行の適正化、市内事業者の事業拡大及び雇用の創出につながることを訴え、プロジェクトチームを立ち上げることをお願いし、承諾して頂いた。

良い形で進むことを切に願うばかりである。

 

続いて、交通安全対策では市内の事故危険箇所の把握状況と安全対策について質問を行った。

滋賀県大津の園児を巻き込む交通事故が大きな引き金となっており、安全対策の在り方について非常に高い関心が寄せられている。

本市においても堺港大堀線の開通に伴って死亡事故を含む交通事故が続いており、また大型商業施設が出来る事もあり、生活道路等の交通の流れが大きく変わる恐れがあります。

そこで通学路や園児の散歩コースの点検と危険箇所の改善の必要性を訴えました。

また、路面等補修必要箇所の把握をいかに行い、対策を行っているか。報告第5号では道路に出来た穴ぼこで自転車に乗った市外の人が転倒し、市が相手方に多額の損害賠償を支払いました。

セーフコミュニティを推進する自治体としては避けなければならない事故です。

いち早くそういった路面や転落防止策など傷んだ箇所を市民から情報を貰い、早期に対応できるかが求められています。ラインやアプリを活用して情報を受け取る仕組みを導入している自治体もある中、研究するようお願いすると共に、新しく導入した道路管理システムの活用方法等を質問し、計画的な補修につなげられることが期待されます。

高齢者が転倒して介護状態になるなど、本人や家族に与える影響も大きく、医療費の増加など社会的損失を抑制するためにも軽微な補修で済むうちにいち早く対応することが大切であると考えます。安心して出かけられる環境を作るのは行政の責務であります。