6月20日(月)午前10時 本会議場にて

くじを引いた結果、今回はトップバッターで個人質問をすることになりました。

まず、発達障がい児やグレーゾーンと呼ばれる子供たちへの発達支援を市としてどう取り組んでいるか・・・。

昨今、全国的にも発達的に遅れが生じている子供たちが増えているとの市の認識の確認から始まりました。

先天的な脳機能障害が影響しているとの研究が進み、広汎性発達障害(自閉症、アスペルガー症候群など)やLD(学習障害)、ADHD(注意欠陥多動性障害)といった診断がされるようになりました。

一昔前は、「少し変わった子ども」と言われ、仲間はずれにされたり、いじめられたりといった子供たちも少なからずいたかもしれません。なんでなんだろうと、思い悩んでいたことでしょう。

最近は発達障害という診断名が下されることにより、受け入れるための親の精神的負担や不安は図り切れないものがあるでしょう。また、乳幼児期を気付かずに通り過ぎてしまい、小学校に上がってから、特別支援学級に進まないといけないといった驚きや戸惑いもあると聞きます。

発達検査をしても分からなかったり、発達検査が行われるまでにかなりの時間を要したり・・・、親御さんは途方に暮れ、子どもさんは成長するにつれて友達との違いに悩んだり。

一人でも多くの子供たちや親御さんの悩みが極力少なくて済むよう、普段の保育教育の中で、早く気づき、早く療育(早期発見・早期療育)出来ることが必要だと考えます。

お隣の堺市では、昨年度から子どもに携わる仕事をする人に対し、親や子供のサポーターとして養成を行い、また、リーダーとして組織に根付かせようとの試みが始まっています。

それだけ、危機感を抱いている証拠なのです。

松原市でも現状に差はないはず。是非、児童発達センターにまで通わずとも、保育園や幼稚園、また学童、放課後等デイサービスなどでその子の特性に合った療育が受けられる環境を構築するべきと考えます。そして、それが松原市の教育環境の底上げにつながると信じています。

次に、市の観光事業について。

天美にホテル誘致をすることが進められようとしています。新たに観光課を立ち上げ、今各ホテル業界や建築業界にアプローチをかけているとのことです。建設予定地の近くにはイトーヨーカドーがアリオの建設をする計画が進められており、平成30年春の開業を目指しています。

ビザの不要拡大や円安、あるいは中国をはじめとするアジア諸国での所得水準の向上により、外国人観光客が押し寄せ、特に大阪ではホテルの稼働率が近年高く、宿泊予約が取りにくい状況。

そのような環境で松原市はホテルを誘致して、大阪市内から誘客を行い、交通の利便性を生かして観光してもらおうとの考えです。

東京オリンピックが4年後に控えながらも、先行き不透明な中国経済や円高傾向によって、いつまで外国人観光客が訪日するか心配するところではありますが、リピーターも多いことから、一定の定着は見込めると判断されている。

是非、外国人韓国客の目で新たな観光資源の掘り起こしを行い、インフラ整備も進めながら、市一丸となって松原市の情報発信に努めてほしいと思います。

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