23日(水)午前10時 総務建設委員会が開会され、先ず議案質疑が行われました。

補正予算と条例案に対して質疑が行われました。

その後、委員会協議会へと移り、一般質問を行いました。

質問通告は「ふれあい収集の拡大と今後のごみ収集について」

実は最近、支援者の方からゴミ出しについての相談を受けました。

松原市では市民サービスの向上並びに不法投棄防止の為、以前からステーション収集から戸別収集に移行していますが、狭隘な道が多く、ステーション収集でないと無理なところが多く残っています。

数にしますと、2,234か所あり、その内マンション等集合住宅は804か所。その差が、どうしても個別収集が出来ない狭隘な所と言えます。マンションでもエレベーターの無い最上階に住んでいる家庭は大変かと思いますが・・・

それはともかくとして、相談の内容は高齢化に伴い、ゴミ出しが困難になってきたこと。

若い人がいる世帯であればゴミ出しもさほど苦には感じられないが、高齢者のみの世帯であれば遠い場所にステーションがあればほぼ毎日のこと故に大変なことと想像がつきます。

こういった事を背景に、平成31年3月時点での環境省調査では、ゴミ出し支援を実施する自治体が全国のうち387市町村(23.5%)うちで展開されているが、まだまだ十分とは言えない中で本市では以前から介護認定を受けていたり障がい者手帳所持者、ゴミ出し困難家庭に対し、「ふれあい収集」を実施している。対象世帯数は現時点で118件。

増えたり減ったりでほぼ横ばいだということだが、2025年の団塊世代が全て後期高齢者になる時期には間違いなく増えているように思います。

その相談者の方にふれあい収集を促したのですが、自分ところだけ抜けるのは皆さんに迷惑をかける。何故かと言うと、ステーションの掃除当番から抜けることになるので自分のところだけ個別に収集に来てもらうのは嫌だとのこと。

つまりはパッカー車ではなく、軽ダンプで入ってこられるところまで来てもらい、一体の世帯をを個別収集にしてもらえないか?直ぐにとは言わないとのこと。

確かにこれが現実なんでしょう。

これから超高齢化社会になる中で、松原市は府内でも2番目の高齢化率。

道が狭い地区が多い上に、そういう所ほど文化住宅など長屋建が多いため高齢化が進んでいる。

ゴミ出しの途中で怪我でもしたら大変との思いがよぎりますが、収集体制や収集車の数が十分でなく、収取方法も非効率という問題が重くのしかかる。

以前からゴミ収集の現場職員の平均年齢も高齢化してきて、採用計画をきちんと示すべきとの指摘をされてきた経過があるが、市内で現に3か所ある軽ダンプでの戸別収集を増やしていくことが求められるであろう状況を踏まえると技術継承もあることから若手職員の採用をしておかなくてはと促した。

現在国においてもゴミ出し支援が全国的な問題とあると認識していることから人件費や収集車など必要経費ついては50%を特別交付税措置を決めている。

それを利用して昨年度末には収入が見られた。

市はこれまで様々な行財政改革を進めてこられ、財源を捻出されてこられました。

是非ともこの機会にごみ収集については公が担うべき役割を、ふれあい収集から拡大して「おもいやり収集」として発揮してもらいたい。しかしながら、民間に委託している地域が8割あるということで、簡単には進まないとの説明があった。それでは民間にも協力いただくことも一つの方法ではないかと思います。

いずれにせよ、凄まじく高齢化が進む中でゴミ出しが出来ていない家庭の見守りサービスを兼ねて戸別収集により一層の転換を図っていくことは、今とても求められている市民サービスではないかと訴えました。