新型コロナウィルスが流行し、社会全体が疲弊している。

昨年の臨時会で議長に就任早々、本市議会を震源地とした大きな全国ニュースが流れたところ。

またもか・・・と、何かに取りつかれている感じがしてならない。今回のことは本市だけに限ったことではないが・・・

 

第1回定例会が2月26日に開会し、明後日から代表質問が始まります。

先週末、総理大臣の要請を受けて、市教育委員会も市立小中学校を3月2日から13日まで休校としました。その時の状況によっては延長もあり得ます。このまま授業が残され、テストがされず、通知簿さえ中途半端である状況が子ども達の不安を駆り立てるのではないだろうか。教職員についてはなおさらである。

 

本市では、今年の卒業式は、来賓を招かず必要最低限の人数で行うこととされています。

人生の節目のこの大切な行事を十分な状態で挙行できないことが非常に残念であります。

我が子の晴れ姿を多くの人に見てもらうことが出来ないなんて誰が想像できたでしょうか・・・。

悪い意味で記憶に残る卒業式になるのは間違いありません。しかし、今後何があってもそれを前向きに捉えられるプラス思考を持ち合わせてほしいと願うばかりです。

 

本日、急遽幹事長会議を開き、本会議及び委員会での傍聴の取り扱いについて協議を行いました。極力ネット配信を見ていただき、それでも傍聴する際はマスクとアルコール消毒を徹底していただく。議員及び理事者はマスク着用の上で質疑応答は可能とすることにしました。

市でも感染症対策本部が2月28日に立ち上がり、公共施設の3月20日まで使用不可とする決断がくだされました。なかにはぐるりん号も含まれていて、病院通う高齢者には酷な話ではないかと異論が出ましたが、既に周知に走っており白紙には戻せないとのことでやむを得ず聞き置くこととなりました。

開設する施設、閉鎖する施設の詳細な情報を市議会にも提供してもらうことにしました。

 

ネットでは様々な情報が飛び交い、ティッシュペーパーなどほぼほぼ国産のものが品切れになるとうわさが流れ、真に受ける国民が買い求めや買い占めに走っている状況が発生しています。

人間は混乱に陥ると冷静な判断が出来なくなり、偽ニュースに翻弄され、助け合い譲り合うどころか、自分のことが最優先でお互いに傷つけあってしまうものだと改めて思い知らされるところです。

ウィルス感染も災害の一つ。その他の今後起こりうる大規模な自然災害においても根拠のない情報に惑わされないように確かな知識と判断力を身に着けておくことが大切であります。

今回のこの一連の騒動から人類が何を学ぶかが問われているような気がします。