令和3年12月16日(木)午前11時 301会議室において

阪神高速道路株式会社が来られ、議会への説明をして頂いた。
阪神高速大和川線が開通したことにより、本工事に係る交通規制計画の3つの基本案が検討され、その結果通行止め案が最も優位と判断し、
それに向けた工事が来年6月から始まろうとしている。
そもそもその工事とはどんなものか・・・?

工事の概要  211210pressrelease
料金施策の基本的な考え方 通行止め工事中の料金施策の異本的な考え方
料金施策の内容 料金施策の内容

簡単に説明しますと、供用開始をしてから40年が経過。主要な交差点をまたぐために橋長を長くした。橋桁の中央付近にヒンジ形式の継ぎ目を設ける構造を採用したが、当時は一般的な工法だったが中央ヒンジ部の垂れ下がりが進行し、路面が24cmも大きく沈下した。
解消するための補強を行ったが抜本的な解決に至らず、2021年3月に6号大和川線が開通したこともあり、広域迂回ネットワークが整備されたtことを受けて検討の末長期の健全性・耐久性を確保するために、中央ヒンジ部を有する現在の構造から鋼製の連続橋への架替え工事を実施するとの説明があった。

16日の説明会では数名の議員から質問が出た。交通量調査自体がセブンパーク天美がオープンする前のデータに基づいていることから信ぴょう性がない、迂回をした場合高速料金を同一にする考え方がそもそも合っているのか、工事現場付近の住民説明会を行ったとのことだが松原市民向けにはしないのか、私からは交通量調査をどれくらいの頻度で行い、それに応じた対策を迅速に行うのか、といった意見が出た。
三宅インターから高速に乗れなくなることで、高速道路に沿った内環状線が渋滞することは予想できる。また、喜連瓜破から乗るか駒川から乗るかにしても下道の渋滞が懸念される。
阪神高速大和川線や西名阪道路から近畿道を利用して極力迂回するように周知啓発を進めるとのことであるが、どれくらい交通渋滞が起きるかは予測しがたい。
交通影響予測結果に基づくと、「一般道路への交通影響では、一定程度、分散利用が図られており、通行止め区間近傍の一般街路における旅行時間の試算結果からは平常の旅行時間よりも増加が約10分以内である」と予測されるとあるが、迂回することによるCO2排出量は増大する。
松原線だけを利用するドライバーは街路にて迂回せざるを得ないため、一般街路には高速道路からの転換による交通量増加が予測される。
この一般街路への交通影響を軽減するため、交通分散化を目的としたう回路案内等を検討するとしている。
是非ともしっかり周知をお願いしたいものである。

阪神高速14号線は松原市民にとっては市内へ向かうとても重要な高速道路である。
約3年の間一部区間終日通行止めというにわかに信じがたい工法をしなければならないほど、切羽詰まっているのは理解できる。
長寿命化計画を推進し、大事故が起こらないように安全対策を進め、着実な工事を実施してもらわなければなりません。